【日経QUICKニュース(NQN)】S&Pグローバル・レーティングは6日、楽天グループ(4755)の長期発行体格付けを「ダブルB」で据え置くと発表した。格付け見通しも「ネガティブ」を維持する。劣後債の格付けも「シングルB」で据え置く。
S&Pは、モバイル事業の赤字の縮小と設備投資の削減により、楽天グループの非金融事業のFOCF(フリーオペレーティング・キャッシュフロー)の赤字が縮小すると見込む。FOCFの赤字を埋めるための資金調達も一定程度進んでいるとの認識を示した。
一方、今後2年以内に償還期日を迎える7000億円を超える社債について、償還のための資金調達や借り換えは、これまでのところ十分ではないとの見方を示した。