【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇グーグル、人材採用部門を数百人削減
米CNBCは13日、グーグルが採用部門の人員を大幅に削減していると報じた。今後数四半期に採用を幅広く縮小するのを背景に、グローバル・リクルート部門のスタッフを数百人削減するとしている。グーグルの親会社アルファベットは1万2000人削減を1月に発表していたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/09/13/google-is-cutting-hundreds-of-jobs-in-its-recruiting-organization.html)
◇シティグループ、幹部体制を刷新
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は13日、米金融大手シティグループのフレーザー最高経営責任者(CEO)が幹部体制を刷新すると報じた。海外を統括する部門を廃止、5つの部門がCEO直属となるとしている。組織再編に伴い職務を減らすと発表したが、人員削減の規模は明らかにしなかったと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/banking/citigroup-ceo-jane-fraser-is-shaking-up-executive-ranks-b13fbf5c?mod=hp_lead_pos3)
◇アメリカン航空、人件費増と燃料高で利益見通し下方修正
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は13日、アメリカン航空がパイロットとの契約による人件費増と燃料費上昇を背景に7-9月期の業績見通しを下方修正したと報じた。調整後の1株あたり利益予想を従来の85~95セントから20~30セントに引き下げたとしている。発表を受け株価は下落、競合のユナイテッド航空やデルタ航空株も下がったと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/earnings/american-airlines-cuts-profit-view-as-new-pilots-contract-weighs-on-bottom-line-c0d57d72)
◇iPhone12電磁波が許容値超え、仏当局が販売中止命令
ユーロニュースは13日、フランスの全国周波数庁(ANFR)がアップルのiPhone12が放出する電磁波が許容値を超えているとして販売中止を命じたと報じた。ANFRはフランス国内で販売されているiPhone12を含む141の端末を調査したしたとしている。アップルは反論したが、複数の小売店がiPhone12の販売を取りやめたと伝えた。
(https://www.euronews.com/next/2023/09/13/apple-ordered-to-stop-selling-iphone-12-in-france-over-high-levels-of-electromagnetic-radi)
◇米景気後退リスク高まりを警告、米欧資産運用大手2社
英フィナンシャル・タイムズ紙は13日、世界最大規模の資産運用2社が米国のリセッション(景気後退)リスクが高まったと警告したと報じた。米労働市場の亀裂が表面化したと指摘、アムンディの最高投資責任者(CIO)は「リセッションの可能性は非常に高い」と述べたとしている。ブラックロックの債券部門CIOは、最近になり米経済に一段と悲観的になったと話したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/2e3fc097-4fbb-49b1-8466-6ba04c39ddd7)
◇リビアの行方不明1万人超え、国家分断でハリケーンに備えず
米ニューヨーク・タイムズ紙は13日、壊滅的な洪水被害に見舞われたリビアの当局が行方不明者は1万人を超えるとみていると報じた。死者は既に5000人を超え、さらに増える恐れがあるとしている。北アフリカのリビアは、市民戦争が長期化し政治と地域が深く分断しており、ハリケーンへの備えが出来ていなかったと伝えた。
(https://www.nytimes.com/2023/09/13/world/middleeast/libya-flooding-aid.html)