QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに9月26日新規上場する、ネットスターズ（5590）の概要を紹介します。

「スターペイ」、アジアのQRコード含む25種類以上に対応

複数のQRコード決済を利用できるシステム「スターペイ」を小売店や外食店などに提供している。対応する決済ブランドはPayPayやLINEペイ、Alipayなど国内外の25種類以上。2023年２月からはクレジットカード決済、同年7月からは電子マネー決済にも対応した。キャッシュレス決済比率の高まりを追い風に加盟店を拡大していく方針だ。

スターペイの加盟店になれば専用端末のほかタブレットやレジ機器を介して１つのアプリで多種類のQRコード決済を処理できるようになる。多くの決済事業者と個別に契約を結ぶ手間が省ける。スターペイの国内での導入実績は23年６月末時点で40万アカウント超。空港や商業施設、100円ショップ、観光バスなど導入先は多岐にわたる。

ネットスターズは中国の代表的なQRコード決済サービス「微信支付（ウィーチャットペイ）」を2015年に日本に導入した歴史を持つ。訪日外国人客（インバウンド）需要を見据え、アジア各国のQRコード決済への対応を進めている。中国、韓国などに加え、22年９月にはタイ、23年３月にはベトナムのQRコード決済を国内で提供開始した。

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