QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証スタンダードと名証メインに9月26日新規上場する、オートサーバー（5589）の概要を紹介します。

中古車流通のプラットフォーム「ASNET」を運営

中古車売買の会員制サービスプラットフォーム「ASNET（エーエス・ネット）」を運営する。中古車販売店などがインターネットを介して国内のオークションに出品・落札できるようにしたり、事業者間の直接売買を仲介したりする。ASNETの会員数は2023年6月末時点で7万6018。国内95％のオークション会場の出品車両を検索できるなど情報量の多さが強みだ。

「オークション代行サービス」では、ASNETの会員企業が国内141会場のオークションにアクセスできる。ASNETには入会金や保証金、月会費がない。小規模事業者にとっては個々の会場に会費を払ってオークションに参加する必要がなく、負担が小さい。オートサーバーは落札時や成約時に会員から手数料を受け取る。

「業者間中古車売買仲介（ASワンプラサービス）」はオークションを経ずに取引を仲介する。会員は在庫車両を店頭で陳列しつつ、業者向けにも販売機会を広げられるメリットがある。

前身企業が1997年に設立。2014年に台湾市場に上場したが、MBO（経営陣が参加する買収）に伴って16年に上場廃止した。今回は東証スタンダード市場に加えて名証メイン市場にも同時上場する。

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