QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに9月27日新規上場する、AVILEN（アヴィレン、5591）の概要を紹介します。

「AVILEN AI」を活用し企業の業務効率化を支援

独自のアルゴリズム「AVILEN AI」を活用し、企業の業務効率化などに役立つAI（人工知能）ソフトウエアを開発・販売する。DX（デジタルトランスフォーメーション）やAI導入を推進する人材を育成するための研修サービスも手掛ける。金融、インフラ、製造業、サービス業など幅広い業界に対応できるのが強み。2023年6月末時点で大手企業を中心に累計530社以上との取引実績がある。

AVILEN AIは「画像生成」や「LLM（大規模言語モデル）」、「特殊紙面認識」、「異常・損傷検知」、「データ分析・予測」といったモジュールからなり、顧客企業の抱える課題に応じて組み合わせ、ソフト化する。手作業だった設計図面情報のデータ化をAIで代替したり、土地価格の評価業務を省力化したりした事例がある。汎用性の高いサービスはパッケージ型ソフトとしても販売している。パッケージソフトには三菱UFJ信託銀行と共同開発したデータ分析ツールなどがある。

研修サービスではeラーニングを中心に動画や講義資料などのコンテンツを制作。法人のほか個人向けにも提供する。「ChatGPTビジネス研修」やAI資格対策講座「全人類がわかるE資格コース」などがある。企業のAI導入やDX推進に向けた計画策定を支援するコースもある。自社メディア「AI Trend」で最新のAIやデータサイエンスについての記事も発信する。

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