【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇中国親会社幹部が米国に異動、TikTok米従業員から苦情
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、中国のバイトダンス幹部が傘下のTikTok(ティックトック)に相次ぎ出向、一部は米カリフォルニア州の拠点に赴任したと報じた。TikTokは独立運営していると米議会に説明したが、米国の従業員から苦情があるとしている。TikTokにおける中国の親会社の役割が大きいと米従業員は懸念していると伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/tiktok-employees-say-executive-moves-to-u-s-show-china-parents-influence-ef5ff21f?mod=hp_lead_pos1)
◇北海ブレント原油、米在庫減で100ドルに迫る
英フィナンシャル・タイムズ紙は27日、北海ブレント原油が約3%上昇し、1バレル100ドルに接近したと報じた。一時1バレル97ドル06セントまで上がり、2022年11月以降の取引時間中高値をつけたとしている。米国の原油在庫が予想より少なく、世界的な供給不足の影響を投資家が懸念したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/a789507e-c540-4082-a8f0-c172325aa251)
◇米FRB、政府閉鎖ならデータなしに金利判断も
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は26日、米議会が10月1日までつなぎ予算を可決しない場合は政府機関の一部が閉鎖され、賃金、雇用、インフレなどの経済指標の発表が遅れる恐れがあると報じた。2週間以上の閉鎖となれば、10月31日~11月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)が情報なしで金利を判断することになるとしている。1996年と2013年の政府閉鎖でFOMC前の雇用統計やインフレ指標の発表が遅れたと伝えた。
(https://www.wsj.com/economy/central-banking/fed-government-shutdown-interest-rates-77815edc)
◇メタ新VR端末「Quest3」、499ドルで予約注文
米CNBCは27日、メタが新たな仮想現実(VR)端末「Quest3(クエスト3)」の予約注文を開始、10月10日に発売すると報じた。価格は499ドルからで旧機種より200ドル高いが、クアルコムの高性能半導体を搭載したとしている。VRでアップルに対抗すると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/09/27/meta-announces-new-quest-3-vr-headset-as-apple-competition-looms-.html)
◇バイナンス、創業1日の企業に売却しロシア撤退へ
英フィナンシャル・タイムズ紙は27日、暗号資産(仮想通貨)交換所の世界最大手バイナンスがロシアの事業を売却し撤退すると報じた。売却先は前日に設立されたばかりのコムEXだとしている。バイナンスは、制裁対象のロシアの銀行からの資金移動を支援しているとの報道を2カ月前に否定していたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/003180ec-01a5-4585-b1f3-44320fc89ddf)
◇米ターゲット、窃盗増で都市部9店舗を閉店
米ワシントン・ポスト紙は27日、小売大手ターゲットが窃盗と組織犯罪の増加を理由に都市部の9店舗を閉鎖すると報じた。ポートランド3店、シアトル2店、ニューヨーク1店、サンフラシスコ地区3店を10月21日までに閉店するとしている。万引き、組織犯罪、暴力の増加がホーム・デポ、ロウズ、ダラーツリー、ディックス・スポーティング・グッズ、アルタなどの小売企業の業績に影響していると伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/business/2023/09/26/target-stores-closing-retail-crime/)