【日経QUICKニュース(NQN) 小松めぐみ】ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場の上昇が加速している。産油国の減産方針で供給が細るとの見方が広がると同時に、底堅い米経済や中国景気の回復期待から需要が増えるとの思惑も浮上している。需給の引き締まりが一段と意識され、節目の1バレル100ドルが射程圏内に入ってきた。
ニューヨーク原油先物は期近の11月物が27日に前日比3.6%高の1バレル93.68ドルと大幅に上昇した。日本時間28日の取引でも買いが続き、一時95.03ドルと期近物としては2022年8月下旬以来およそ1年1カ月ぶりの高値をつけた。
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