【日経QUICKニュース(NQN) 大貫瞬治】物価上昇率の縮小基調が強まっている。総務省が9月29日に発表した9月の東京都区部の消費者物価指数(CPI、中旬速報値)は、食料価格の高騰一服などにより上昇率を3カ月連続で縮めた。日銀が示す2%の物価安定目標の実現を楽観視するムードが市場にあるが、懐疑的な見方も目立っている。
9月の都区部CPIは生鮮食品を除く総合(コア)が前年同月比2.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値(2.6%上昇)を下回った。上昇率は7月以降、3カ月連続で鈍化した。
※都区部消費者物価指数、前年同月比(%)
背景のひとつが原材料高に伴う食料品高騰の一服...
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