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日本の銀行株は急激な金利上昇に耐えられるか（永井洋一）
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 編集委員 永井洋一】米国の長期金利の上昇が米銀株を直撃している。シリコンバレーバンク（ＳＶＢ）が破綻した３月同様、投資家は銀行が保有する債券の評価損を心配している。「金利上昇は追い風」などと、喜んでいたのもつかの間。果たして日本の銀行株は急激な金利上昇に耐えうるのだろうか。
日銀によれば、金利が円建て債で１％、外貨建て債で２％上がった場合の金利リスク量は、2023年２月末時点で大手行が約５兆円（円債、外債各2.5兆円）、地銀が約4.5兆円（円債3.5兆円、外債１兆円）。一方、10年物国債の利回りは２月末比で日本が0.26％、米国は0.89％いずれも上...
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