【日経QUICKニュース(NQN) 北原佑樹】イオン(8267)は首都圏地盤の食品スーパー、いなげや(8182)を買収し、2024年秋に傘下のスーパー運営会社と統合させる。売上高1兆円に迫る国内首位の食品スーパーが誕生する見通しだ。新型コロナウイルス禍で苦しんだ小売りの巨人が、利益率の高いプライベートブランド(PB)商品や規模を武器に、インフレ下の勝者へと歩みを進めている。
※3~8月期決算を説明する吉田社長(11日、東京都千代田区)
「イオンが首を縦に振らない」――。インフレ下で値上げ交渉に臨んだ食品メーカーの営業担当は、こうした場面に何度も直面した。すでに高い価格交渉力を持つイオン...
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