【日経QUICKニュース(NQN)】20日午前の東京株式市場で、日経平均株価を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が一時、前日比0.78ポイント(3.47%)高い23.25まで上昇した。6月8日に付けた年初来高値(23.16)を一時上回った。米国の金融引き締めが長引くとの見方から、現地時間19日夕に米長期金利が5%台に上昇した。金利上昇は株式の相対的な割高感が意識されやすく、今後の株価動向への不透明感が日経平均VIの上昇につながっている。
日経平均VIは一般的に20を上回ると、投資家が先行きの相場変動に警戒を強めているとされる。