【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円ドルの通貨オプション取引が存在感を増している。根強い米金利の先高観から円のプット(円を売りドルを買う権利)を求める投資家と、その取引を受ける相手との駆け引きが円ドルの直物相場にも影響を及ぼしやすくなっている。日本政府による円買い為替介入への思惑が円のプットを売る側に一定の安心感をもたらしており、プットの権利行使を防ぐための円買い注文も厚い。
円プットの権利行使価格としてかねて注目されるのは1ドル=152円だ。2022年10月に付けた直近の円の最安値は151円90銭台で、更新後に日本政府は大規模な円買い介入に動いた。このため...

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