【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】10月31日の欧米外国為替市場で円相場が急落し、一時1ドル=151円71銭近辺と2022年10月以来の安値をつけた。日銀の金融政策がさほど引き締め的ではないと受け止められた影響は大きいが、日銀会合の結果発表後に時間がたってから円安が加速した要因は他にある。最もインパクトがあったのは、少なからぬ市場参加者が「期待」していた日本政府の為替介入が10月になかったことだ。
円売りがにわかに膨らんだのは、財務省が10月分(9月28日~10月27日)の為替介入実績がゼロだったと発表する数分前だ。売りの主体は今のところはっきりしないものの、置いて行かれ...

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