【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円相場の上昇が一服した。21日の欧州市場で約2カ月ぶりに1ドル=147円16銭まで上げたのをピークに148円台まで押し戻された。短期スタンスの投資家にはまだ円を買い戻す余地があるようだが、円を調達してドルなどに振り向ける長期の「円キャリー取引」はひとまず粘り腰をみせている。市場では「金利差が円の重荷となる構図は2024年も続く」との声が改めて広がる。
相場の安定が前提条件となるキャリー取引が続くかどうかで、焦点の1つだった通貨オプション市場の予想変動率(インプライド・ボラティリティー、IV)は今のところ落ち着いている。1カ月...

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