【日経QUICKニュース(NQN) 椎名遥香】外国為替市場でここにきて急速に円高・ドル安が進んだが、円買い材料は乏しい。ユーロや豪ドルに対して円はなお前月末を下回っている。こうした動きが示すように外為市場は「円買い」ではなく「ドル売り」となっている。
21日時点の円相場を前月末と比べると対ドルは4円58銭上昇した。一方、対ユーロでは1円54銭、対豪ドルでは94銭それぞれ前月末を下回っている。日銀による早期の政策正常化の思惑は根強いが、すぐに海外の主要国との短期金利の差が縮まるとの見方は少ない。
為替市場の変動率が高まると、円を元手に高金利通貨建ての資産で運用する「円キャリー取引」の勢いが落...

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