【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇テスラvsトヨタの新たな戦争、ハイブリッド販売伸ばす
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は25日、自動車業界でテスラとトヨタの新たな熱い戦争が展開されていると報じた。電気自動車(EV)大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は2030年までに販売台数で世界一を目指しているが、米国市場で伸び悩み、目標からほど遠いとしている。トヨタとレクサスは新型を今年投入、ハイブリッド車の販売を大幅に伸ばしたと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/autos/tesla-vs-toyota-is-the-new-hot-battle-in-cars-571a8e68?mod=hp_lead_pos1)
◇イスラエルの通貨シェケル、中銀介入で急反発
英フィナンシャル・タイムズ紙は25日、イスラエルの通貨「シェケル」が急反発したと報じた。ハマスがイスラエルを攻撃した10月7日以降の20日間で対ドル相場が6%近く下落したが、イスラエル中央銀行の積極的な市場介入とショート(売り)ポジションの巻き戻しで11月に入り約8%反発したとしている。シェケルの今月の上昇率は世界の通貨で最も高いと伝えた。
(https://www.ft.com/content/e5813d5b-9d8d-4bd6-ae08-313800ba7a69)
◇ロシアと中国、海底トンネル建設計画を秘密裏に協議
米ワシントン・ポスト紙は24日、ロシアと中国の政府系企業幹部がクリミア半島とロシア本土を結ぶ海底トンネルの建設計画を秘密裏に協議していると報じた。2014年に一方的に併合を宣言したクリミアの支配を維持するロシアの決意を示し、中国への依存度を高める象徴だとしている。米政府高官と専門家によると、既存の橋の近くでの海底トンネル建設は障害が非常に多いと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/world/2023/11/24/russia-crimea-tunnel-china/)
◇アフリカの大富豪、石油プロジェクトで困難に直面
英フィナンシャル・タイムズ紙は25日、アフリカの長者番付トップのナイジェリアのアリコ・ダンゴート氏が新たな大型プロジェクトで困難に直面していると報じた。塩、小麦粉、砂糖、セメントなどコモディティ生産を展開するダンゴート・グループを率い、105億ドル(約1兆5700億円)の資産を築いたとしている。巨額を投資した新たな製油プロジェクトの生産開始を控えるなか、新政権への影響力は低下、中央銀行から有利な為替レートを得られなくなったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/a315296d-83fe-4966-8e2b-7f6d17b4bebe)
◇訴状提出はファックスで、カンザス裁判所がハッカー被害
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は25日、米カンザス州の裁判所がサイバー攻撃を受け、ファックスでの書類提出を強いられていると報じた。10月半ばに裁判所のシステムの安全上の問題が発覚、紙での書類提出と対面での対応に切り替えたとしている。オフライン化が1カ月以上続くか、正常化までにさらに数週間かかる見通しと伝えた。
(https://www.wsj.com/politics/national-security/cyberattack-on-kansas-courts-leaves-lawyers-filing-everything-by-fax-2664999f?mod=hp_lista_pos2)