【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇投資家、FRB早期利下げを見込む
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、米連邦準備理事会(FRB)が歴史的な利上げサイクルに入ってから20カ月後のいま、投資家はFRBが早期に利下げに踏み切ると見込んでいると解説した。CMEグループのフェドウォッチによると、FRBが来年5月までに0.25%利下げする確率は約60%と、10月末の29%から大幅に上がったとしている。来年末までに4回の利下げがあると予想、S&P500種株価指数が今月9%近く上昇した背景だと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/investing/investors-see-interest-rate-cuts-coming-soon-recession-or-not-d30646c9?mod=hp_lead_pos1)
◇テスラ勝訴、スウェーデン裁の仮執行で
英フィナンシャル・タイムズ紙は27日、米テスラがスウェーデン政府と郵便サービスを相手にした裁判の仮執行で勝訴したと報じた。ストライキの影響でテスラ車向けナンバープレートの配送を拒否しているとして提訴したとしている。裁判所の判断により、テスラは今後7日間ナンバープレートを直接受け取ることが可能になったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/e86693fa-f09e-4a2e-a335-94cbc2eb4f8b)
◇アマゾンのアイロボット買収、競争損なうと欧州委が警告
英フィナンシャル・タイムズ紙は27日、米アマゾン・ドット・コムがロボット掃除機「ルンバ」メーカーのアイロボットを買収する取引は競争を阻害する恐れがあると欧州委員会が警告したと報じた。アマゾンは昨年8月にアイロボットを14億5000万ドル(約2160億円)で買収すると発表、時間をかけて欧州委が調査し異議告知書を送付したとしている。アイロボット株は急落したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/344cfc58-2855-4d62-990f-31df1462255a)
◇米最大の物流会社、フェデックスもしくはUPSじゃない
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日、米国で物流量が最大の民間企業はフェデックスもしくはUPSではなくなったと報じた。アマゾンが2020年にフェデックスを上回り、22年にUPSを抜き差が拡大したとしている。米郵政公社は依然として最大規模と伝えた。
(https://www.wsj.com/business/amazon-vans-outnumber-ups-fedex-750f3c04?mod=hp_lead_pos2)
◇RBA副総裁に英中銀幹部、豪政府が任命
ロイター通信は27日、豪政府がイングランド銀行(英中央銀行)幹部のアンドリュー・ハウザー氏をオーストラリア準備銀行(RBA、豪中銀)の新副総裁に任命したと報じた。英国人のハウザー氏は英中銀に30年勤務、市場担当エグゼクティブディレクターを務めているとしている。
(https://jp.reuters.com/article/australia-cenbank-idTRNIKBN32M05L)
◇戦闘休止2日間延長、イスラエルとハマスが合意
米ワシントン・ポスト紙は27日、イスラエルとハマスがガザ地区における戦闘休止を2日間延長することで合意したと報じた。カタールとエジプトの仲介で実現、カタール政府が発表したとしている。過去3日間の戦闘休止でハマスはタイとフィリピン国籍を含む58人の人質を解放、イスラエルはパレスチナの女性と未成年者100人超を解放したと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/world/2023/11/27/israel-hamas-war-hostages-news-gaza-palestine/)