【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇2年で4人死去、バークシャー取締役会の高齢化に不満も
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイの取締役会の高齢化に投資家が不満を抱いていると報じた。今週死去したチャーリー・マンガ―副会長を含め、90代の取締役4人が過去2年で他界したとしている。マンガ―氏死去前の取締役会の平均年齢は70歳、男性の割合は73%と高く、投資家の一部が問題視していると伝えた。
(https://www.wsj.com/business/berkshire-hathaway-board-investors-6b6e44a0?mod=hp_lead_pos7)
◇マンガー氏の成功のルール、バフェット氏は全て持っていた
米CNBCは29日、99歳で死去したバークシャー・ハザウェイのチャーリー・マンガー副会長は生前に人生を成功させるための基本ルールがあると主張していたと報じた。「自分が買わないものは売らない」、「尊敬できない人と仕事をしない」、「楽しめる人とだけ仕事をする」の3つのルールとしている。盟友のウォーレン・バフェット氏は3つ全てを持っていたと語ったと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/11/29/charlie-munger-these-basic-career-rules-made-me-successful-in-life-with-warren-buffett-i-had-all-3.html)
◇シグナとヒューマナ、合併めぐり交渉中
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、米医療保険大手のシグナとヒューマナが合併する方向で交渉を進めていると報じた。株式と現金を組み合わせた統合で年末までにまとまる可能性があるとしている。シグナの時価総額は約830億ドル、ヒューマナは約620億ドルで、合併すれば巨大な医療保険会社が誕生すると伝えた。
(https://www.wsj.com/business/deals/cigna-humana-in-talks-for-blockbuster-merger-c5c7f1b0?mod=hp_lead_pos1)
◇GM株急上昇、100億ドル規模の自社株買いと配当増で
英フィナンシャル・タイムズ紙は29日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が急上昇したと報じた。100億ドル(約1兆4700億円)相当の自社株買いと四半期配当を33%増やすと発表したとしている。電気自動車(EV)と自動運転車への積極投資の方針から、株主への大規模還元に転じたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/934a25ba-d0cb-4530-b977-a320afccb974)
◇インド政府職員が依頼、シーク教徒殺害めぐり米連邦検察
米ワシントン・ポスト紙は29日、シーク教徒による独立運動の指導者が5月にニューヨーク市で殺害された事件に関し、インド政府職員が計画し依頼したと米連邦検察が主張したと報じた。カナダ当局も類似した主張をしており、インドの情報機関の関与が浮き彫りになったとしている。殺人を請け負った男は起訴されたと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/11/29/india-us-assassination-plot-sikh-pannun/)
◇OPECプラス、中東緊張も減産検討へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成されるOPECプラスが30日のオンライン閣僚会合で最大で1日あたり100万バレルの減産を検討すると報じた。中東緊張にもかかわらず、サウジアラビアは追加減産を主張しているとしている。加盟国の強い反対があり、現在の減産を据え置く可能性が高いと関係者は話していると伝えた。
(https://www.wsj.com/business/energy-oil/opec-mulls-new-oil-production-cuts-amid-middle-east-conflict-f37cef80?mod=hp_lead_pos5)