【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇アルファベット株急上昇、AI「ジェミニ」発表で
米CNBCは7日、アルファベット株が急上昇したと報じた。傘下のグーグルは「ジェミニ」と呼ばれる新しいAI(人工知能)を発表、好感されたとしている。「ジェミニ」はオープンAIのチャットGPT3.5の能力を上回るとしているが、最新のチャットGPT4との比較は明らかにしなかったと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/12/07/google-shares-pop-after-company-announces-gemini-ai-model.html)
◇ムーディーズが従業員に在宅指示、中国格付け見通し発表前に
英フィナンシャル・タイムズ紙は6日、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国の国債格付け見通し引き下げ発表前に、北京と上海の従業員に対し在宅勤務を指示していたと報じた。中国拠点の従業員の1人は、政府の調査が入ることを恐れていると述べたとしている。ムーディーズはまた、香港のアナリストに当面は中国本土に渡航しないよう指示したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/d488bcb8-1ac1-4551-bb8f-49fe6c990ce2)
◇ユニコーンがゾンビに、相次ぐ新興ハイテク企業破綻
米ニューヨーク・タイムズ紙は7日、新興ハイテク企業の多くが資金不足に陥っていると報じた。多額の資金を調達したウィーワーク、オリーブAI、運輸のコンボイ、住宅建設のヴィーヴが過去6週間で経営破綻したとしている。コスト削減に失敗、投資家は新興企業の「約束」への興味を失ったと伝えた。
(https://www.nytimes.com/2023/12/07/technology/tech-startups-collapse.html)
◇アマゾン、会員向け食品宅配を実験へ
米CNBCは7日、アマゾン・ドット・コムがプライム会員に対し食品の宅配をデンバー、サクラメント、コロンバスの3都市で試験運用すると報じた。サブスクリプション会費に月9ドル99セント(約1430円)を追加すれば、35ドル(約5000円)以上の食料品をアマゾン・フレッシュもしくはホールフーズから無制限に宅配するとしている。無料宅配を実施したが、コスト増を背景に追加料金に方針を変更したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2023/12/07/amazon-tests-grocery-subscription-service-for-prime-members.html)
◇航続距離抑えた小型バッテリー、EVの次の目玉に
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は7日、EV(電気自動車)の小型バッテリーが次の目玉になると報じた。ルーシッド・グループのEVは航続距離が長い大型バッテリーを搭載しているが、航続距離を抑えた小型バッテリーに注目しているとしている。ルーシッド・グループのローリンソン最高経営責任者(CEO)は、5~6年後は150マイル(約241キロ)の航続距離で十分になると語ったと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/autos/electric-vehicle-battery-tech-peter-rawlinson-045dd189?mod=hp_featst_pos3)