【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で日本と他の国との金利差に着目して円を売る動きがしぼんでいる。円相場が日銀のマイナス金利政策の解除などを巡る思惑で7日に急伸した余韻が消えていないからだ。将来の為替レートを予測する通貨オプション市場では円の予想変動率(インプライド・ボラティリティー、IV)が高止まりし、じっくりと利息収益を積み上げる目的で円を売り持ちにする「円キャリー取引」を阻んでいる。
円・ドルのIV1カ月物は7日に節目の年率10%を突破し、8日には11%台後半と7月以来の高さになった。7月も日銀の政策修正を巡って円が大きく値を上げた月だ。11日は10%台後半...

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