【日経QUICKニュース(NQN) 船田枝里】2023年の国内長期金利は久しぶりに大きく動いた。年間で上昇するのは4年連続となるのが確実で、変動幅はリーマン・ショックのあった08年以来に迫る大きさとなる。日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を繰り返し柔軟化し、長期金利の変動の自由度は格段に大きくなった。
27日時点で0.595%にある23年の長期金利は昨年末を0.185%上回っている。最も低い水準は3月の0.24%、最も高いのは11月の0.97%で変動幅は0.73ポイントと08年の0.74ポイント以来の大きさだ。
23年の長期金利の変動幅は、黒田東彦前総...
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