【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ゴールドマン、資産・ウェルスマネジメント好調で利益急増
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は16日、米金融大手ゴールドマン・サックスの2023年第4四半期(10~12月)の利益が急増したと報じた。株式市場の堅調さを背景に、資産・ウェルスマネジメント部門が23%の増収になったとしている。伝統的に強い投資銀行部門とトレーディング部門は軟調だったと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/banking/goldman-sachs-reports-sharply-higher-earnings-helped-by-asset-and-wealth-management-58b28520?mod=hp_lead_pos1)
◇石油大手シェル、フーシの攻撃恐れ紅海通航を停止
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は16日、英石油大手シェルがイエメンの親イラン武装組織フーシの攻撃を恐れて紅海を経由する出荷の全面的な停止を決めたと報じた。世界の海運の石油の約12%は紅海を通航するとしている。シェルのサワン最高経営責任者(CEO)は、問題が長期化しないか状況をみていると話したと伝えた。
(https://www.wsj.com/world/middle-east/shell-suspends-red-sea-shipments-amid-fears-of-more-houthi-attacks-c7fa936d?mod=hp_lead_pos5)
◇ボーイング株急落、アナリストが監査リスクを指摘
米CNNは16日、ボーイングの株価が急落したと報じた。ウェルズ・ファーゴのアナリストが、「米連邦航空局(FAA)監査が新たな回虫の缶を開ける」と題するレポートで、アラスカ航空運航の737MAX9の部品が飛行中に吹き飛ぶ事故を受けた調査が他のMAXモデルに拡大するリスクを指摘したとしている。アナリストは、生産と出荷に影響する恐れがあるとして、投資判断を引き下げたと伝えた。
(https://www.cnn.com/2024/01/16/investing/boeing-stock-faa-investigation/index.html)
◇スピリット株急落、連邦地裁がスピリット買収計画認めず
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は16日、米航空6位のジェットブルー航空が7位のスピリット航空を38億ドル(約5590億円)で買収する計画を連邦地裁の判事が阻止したと報じた。コスト重視の旅行客にとって重要な競争に影響するとの司法省の主張を認めたとしている。連邦裁の判断を受けスピリット株は急落、ジェットブルー株は上昇したと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/airlines/jetblue-spirit-airline-merger-blocked-4b2ba920?mod=hp_lead_pos1)
◇アップル、出荷数でサムスン抜き初の世界一に
英フィナンシャル・タイムズ紙は16日、アップルが2023年の出荷台数でサムスンを抜き世界一になったと報じた。調査会社IDCによると、アップルの世界の出荷台数は前年比3.7%増の2億3400万台でサムスンの2億2660万台を上回ったとしている。サムスンが12年間維持した世界トップの座を初めて奪ったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/57163469-8682-4897-bbb2-1a200e4711d4)
◇金正恩総書記、韓国との統一目標を破棄
英フィナンシャル・タイムズ紙は16日、北朝鮮の金正恩労働党総書記が韓国と統一する目標を破棄したと報じた。朝鮮半島の緊張が高まる中で憲法を改正、韓国を「第一の敵国」と定めたとしている。朝鮮半島は第2次世界大戦後に、北の親ソ連国家と南の親米国家に分断したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/206dd3e6-19db-4cdf-932a-033c92a1a221)