QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに2月8日に新規上場する、Veritas In Silico(130A)の概要を紹介します。
mRNAを標的とした低分子創薬の研究基盤
メッセンジャーRNA(mRNA)を標的とした低分子医薬品を創出するための研究基盤(プラットフォーム)を製薬会社に提供する。将来は自社で研究開発や創薬に携わる構想を持っている。
多くの疾患はたんぱく質の異常な働きによって引き起こされる。現在の医薬品はたんぱく質自体の機能を制御するものが主流だが、たんぱく質の設計図にあたるmRNAに直接働きかけることができれば、がんや中枢神経系など幅広い医薬品の開発につながる。同社の中村慎吾社長が開発した「インシリコRNA構造解析技術」に基づくプラットフォーム「ibVIS」を使えば、標的となるmRNAの「鍵穴」と、「鍵」候補になる低分子化合物を探索できる。
医薬品候補の化合物を取得するまでの共同創薬研究契約を製薬会社と結び、契約一時金や研究支援金、マイルストーン、ロイヤリティーといった収入を段階に応じて受け取る。2023年11月末時点で、東レ(3402)、塩野義製薬(4507)、ラクオリア創薬(4579)、武田薬品工業(4502)の4社と共同創薬研究を実施している。
社名の読みは「ウェリタスインシリコ」。証券コードに英字が採用される初事例となる。
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