【日経QUICKニュース(NQN)】日銀による国債購入が減っている。1月はきょう29日の買い入れオペ(公開市場操作)までで5兆8567億円(変動利付債、物価連動債を除く)となり、このままなら月間購入額は2022年2月以来、1年11カ月ぶりの少なさとなる。日銀は今月、償還までの期間が「10~25年」「25年超」である超長期債の輪番オペ(利回り入札方式の定例オペ)の回数を減らした。
1月は米長期金利が反転上昇し、国内債利回りに上昇圧力をかけた。長期金利は29日時点で0.720%と昨年末時点を0.1%上回っている。それでも、31日までに臨時の買いオペがなければ日銀による購入額は3カ月連続のマイナスとなる。