「近づくな」中国人博士が警告 上海株が底割れしたわけ（永井洋一）
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）編集委員 永井洋一】中国の上海や深セン株が底割れするなか、注目を集めている人物がいる。劉紀鵬氏。中国政法大学の教授を務め、中国株式市場の分析では第一人者といっていいエリートだ。
「最近話題になった中国のエコノミストやジャーナリストの論評がインターネットから姿を消した。中国政府が苦境の経済を実際より良く見せるため、検閲を強化しているという懸念が広がっている」。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）電子版は1月31日、こう伝えた。
劉氏のことだ。中国版ウィキペディア「百度百科」などによれば、劉氏は河北省西陵市出身の67歳。中国の証券法や企業国有資産...
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