【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】5日の東京外国為替市場で円相場は急落した。前週末17時時点からの下げ幅は2円を超えて1ドル=148円80銭台まで売られた。2日発表の1月の米雇用統計が想定外の強さとなり、市場に厚みをもたらすはずの高頻度取引「HFT」が萎縮した。このため相場の振れ幅が広がった。円の急落はこうした特殊要因がもたらした面があり、その持続性には慎重な見極めが必要だ。
最近のHFTは想定外の事態である種「思考停止」になる事態を回避できるようになったとされる。だが、このところの米物価指標や1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果から「米国は利下げに向かう」との前提...

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