【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米住宅ローン30年物金利、再び7%突破
米CNBCは5日、米住宅ローンの30年物固定金利が再び7%台に上昇したと報じた。モーゲージ・ニュース・デイリーによると、30年物固定金利の平均は7.04%と、昨年12月以降で初めて7%を突破したとしている。昨年10月に8%に上昇するなど、住宅ローン金利は昨年夏以降に大幅変動していると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/05/mortgage-rates-back-over-7percent-as-stronger-economic-data-rolls-in.html)
◇米PE企業、債務増やし自己配当増やす
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、米プライベートエクイティ(PE)会社が低金利を生かして投資先企業の債務を増やし、その現金を使って自己や投資家への配当を増やしたと報じた。投資先企業が保有するジャンク債(低格付け債)の1月の売却額は81億ドル(約1兆2000億円)と、12月の6倍以上に達したとしている。取引は減り、新規株式公開(IPO)需要が低迷するなか、リターン確保のため「ディビデント・リキャピタリゼーション」と呼ぶ手法を選んだと伝えた。
(https://www.ft.com/content/956c1f0a-bb53-4982-9c07-b839f3446c2c)
◇トランプ前大統領の企業、海外事業を再拡大
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は5日、トランプ前大統領の企業が展開する海外ビジネスが再び拡大したと報じた。大統領在任中は海外事業の利益相反を問われたが、退任した2021年以降にスコットランドで2つ目のゴルフ場を建設、インドの住宅プロジェクトにブランド提供、インドネシアでリゾート開発を手掛けたとしている。
(https://www.wsj.com/politics/elections/trump-organization-global-business-assets-3f946891?mod=hp_lead_pos10)
◇エスティローダー株急伸、従業員3100人を削減へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は5日、米化粧品大手エスティローダーの株価が急伸したと報じた。従業員全体の5%に相当する3100人を削減する計画を発表したとしている。10~12月期の決算は減収減益だったと伝えた。
(https://www.wsj.com/livecoverage/stock-market-today-dow-jones-earnings-02-05-2024/card/est-e-lauder-stock-surges-on-layoff-plans-5ogiDhwLRGfE1yNArvuI?mod=hp_lista_pos3)
◇スナップ、世界で従業員10%削減へ
米CNBCは5日、米ソーシャル・メディア会社スナップが世界の従業員500人を削減すると報じた。従業員全体の10%に相当するとしている。2022年8月に20%を削減するなど、複数回にわたり人員を減らしたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/05/snap-to-lay-off-10percent-of-global-workforce-around-500-employees.html)
◇トルコ中銀のカラハン新総裁、利上げ路線続ける見通し
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、トルコ中央銀行のカラハン新総裁が利上げ路線を継続するとアナリストが予想していると報じた。米ペンシルベニア大学を卒業後、ニューヨーク連銀に10年近く勤務、その後アマゾンに転職したエコノミストで、市場の評価は高いとしている。辞任したゴールマン・サックス出身のエルカン前総裁は、在任中に政策金利を8.5%から45%に引き上げたとしている。
(https://www.ft.com/content/6b65e78a-7d7c-4250-acb1-bb6a4ff654a7)
◇チャールズ英国王がん治療、前立腺肥大症治療時に発見
英ガーディアン紙は5日、チャールズ英国王ががんの治療を始めたと報じた。「前立腺肥大症の治療のため病院を訪れた際、別の懸念が見つかった」とする声明を英王室が発表したとしている。前立腺がんではないが、詳細は明らかにしなかったと伝えた。
(https://www.theguardian.com/uk-news/2024/feb/05/king-charles-diagnosed-with-cancer-buckingham-palace-announces)
◇米LAで歴史的豪雨、オレンジ郡は非常に危険
米ロサンゼルス・タイムズ紙は5日、南カリフォルニアが豪雨、洪水、土砂崩れに見舞われたと報じた。ロサンゼルス・ダウンタウンの4日の降水量は4.1インチ(約104ミリ)と1927年2月以来の多さ、隣接するオレンジ郡は非常に危険な状況だとしている。危険な嵐はまだ続く見通しと伝えた。
(https://www.latimes.com/california/story/2024-02-05/stunning-rain-mudslides-flooding-thrash-southern-california-dangerous-storm-isnt-done)