【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇追い出された元CEO、破綻したウィーワーク買い戻しを模索
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は6日、米シェアオフィス大手ウィーワークを追い出されたアダム・ニューマン元最高経営責任者(CEO)が破綻したウィーワークの買い戻しを模索していると報じた。ニューマン氏の弁護士からウィーワークに送られた書簡によると、ニューマン氏が新たに設立した不動産会社フロウ・グローバルがダン・ローブ氏のヘッジファンド、サード・ポイントの資金協力を受け買収を検討しているとしている。ニューマン氏は昨年12月にウィーワークに接触、買収案策定のための情報提供を求めたと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/adam-neumann-looks-to-buy-back-wework-86ee5f2b?mod=hp_lead_pos2)
◇トランプ氏に免責特権なし、米連邦控訴裁が判断
米ワシントン・ポスト紙は6日、米連邦控訴裁判所が2020年大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴されたトランプ前大統領について、免責特権は適用されないとの判断を下した。3人で構成される判事パネルの全会一致の判断、連邦最高裁に上告できる期限は12日までと、短い期間を設定したとしている。
(https://www.washingtonpost.com/dc-md-va/2024/02/06/trump-jan-6-immunity-appeal-denied/?itid=hp-top-table-main_p001_f001)
◇ロンドンのオフィスビル、中国人投資家が買値の60%引きで売却
英フィナンシャル・タイムズ紙は6日、ロンドン東部カナリー・ワーフのオフィスビルを2017年に2億7000万ポンド(約500億円)で購入した中国人投資家が60%低い1億1000万ポンド(約200億円)で昨年売却したと報じた。ロンドンの一部のオフィスビルの価値が急低下した兆候、高金利が世界の不動産投資家を圧迫しているとしている。
(https://www.ft.com/content/57cb583b-9fde-4681-8f35-50c799081c9a)
◇UBSは次のモルガン・スタンレーになるか、やるべき仕事多い
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は6日、スイス金融大手UBSの企業価値が米モルガン・スタンレーと同等になる可能性はあるが、やるべき仕事は多いと報じた。クレディ・スイス買収でUBSの2023年の資産は前年比56%増加したものの、売上高は18%しか増えていないとしている。クレディ・スイスの統合を進め、ウェルスマネジメント部門の強い成長が必要だと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/banking/ubs-can-be-the-next-morgan-stanley-but-a-lot-of-things-have-to-go-right-c7361d48?mod=lead_feature_below_a_pos1)
◇パランティア株急伸、強いAI需要で予想上回る決算
米CNBCは6日、データ解析のパランティア・テクノロジーズの株価が急伸したと報じた。強いAI(人工知能)需要で、2023年第4四半期(10~12月)の売上高がアナリスト予想を上回ったとしている。カープ最高経営責任者(CEO)は投資家にあてた書簡で、「大規模言語モデルへの需要は容赦なく拡大し続ける」と述べたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/06/palantir-shares-rocket-25percent-after-revenue-beat-strong-demand-for-ai.html)
◇ドキュサイン、従業員6%削減へ
米CNBCは6日、電子署名のドキュサインが従業員全体の6%を削減すると報じた。リストラ計画の一環で、約440人が影響を受けるとしている。発表を受けドキュサインの株価は大幅下落したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/06/docusign-to-lay-off-6percent-of-workforce-or-about-440-jobs.html)