【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】9日の東京外国為替市場で円相場は下落し、1ドル=149円台と重要な節目である150円に迫ってきた。日銀の内田真一副総裁が8日、マイナス金利政策の解除後も緩和的な金融環境が続くと強調し、日米金利差に改めて焦点が当たった。内田氏の発言は日本株高の推進力の1つにもなっており、海外勢が日本株投資に伴って実施する為替差損回避(ヘッジ)の円売りを改めて刺激している。
足元で進む日本株高から為替相場をみる場合、2つの側面がある。1つは株高で資金余力が増した投資家に円キャリー取引(円を調達してドルなどの高金利通貨で運用する取引)を促すことで、もう1つが為替...

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