QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに2月22日に新規上場する、VRAIN Solution（135A）の概要を紹介します。

製造ラインにAI導入、人手不足に対応　DXコンサルも

製造業向けに自社開発のAI（人工知能）システムを提供するほか、製造業のDX（デジタルトランスフォーメーション）化を推進するコンサルティングも手掛ける。労働人口が減るなか、人手不足の緩和や生産性向上につながるサービスの需要は増えると見込んでいる。

「AIシステム」事業では製造ラインで人が目視でこなしていた検査を省力化・自動化するシステムを開発する。カメラやセンサーなど周辺機器も組み合わせて販売し、ソフトからハードまで一気通貫で提供できるのが強み。大手自動車メーカーの部品の傷の自動検査や食品メーカーの製品自動分類・検査など、2023年２月期までに累計69社の導入実績がある。

「DXコンサルティング」事業では製造業に精通したコンサルタントが顧客の課題設定から実際の運用までを支援する。23年２月期時点で累計19社との取引実績がある。

キーエンス（6861）出身の南塲勇佑社長が20年３月に設立した。主要取引先はアイシン（7259）など。

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