QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/02/14)
・サマリー
企業価値研究所では、24/3期の連結営業利益予想を、4兆7000億円→5兆円(前期比83%増)へ会社計画より強めに増額。営業利益で過去最高を更新する見通し。高収益車種の販売好調などから3Q3カ月の収益性が予想以上に高まったことを反映した。25/3期以降は、不正が発覚した完全子会社ダイハツの販売面への影響長期化、為替レート前提の円高方向への変更(1ドル=145円→140円)などで、営業利益予想を減額する。ただそれでも、原価改善が進んだHEV(ハイブリッド車)を中心とした販売拡大を予想。BEV(電気自動車)への先行費用を吸収しつつ、底堅い業績推移が続くとみている。
・アナリストの投資判断 ~HEVの販売拡大、底堅い業績推移を背景に緩やかに上値を追う展開を予想
直近の株価に基づく翌25/3期の当研究所予想PERは10倍。過去60カ月の平均PERとおおむね同水準にあり、割安感はない。ただ、来期以降もHEVを中心とした販売拡大による底堅い業績推移を想定、株価も緩やかに上値を追う展開を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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