株価は世界的に上昇しているが、一部で懸念されているのが米国の金融システムだろう。発端は1月31日に地方銀行のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)が発表した昨年10~12月期の決算だった。最終損益が2億5200万ドルの赤字であり、1月30日に10.38ドルだった株価は、2月8日には4.19ドルへと下落した。
もっとも、米国の商業銀行の預貸率をみる限り、そうした懸念は杞憂に終わる可能性が強いのではないか。
IT(情報技術)バブルが崩壊した2000年代初頭、そしてリーマン・ショック期、米銀の預貸率は100%を超えていた。従って、信用リスクに敏感になった預金者が大挙して預金を引き出す...
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