【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇アップルに初の制裁金、欧州委が音楽配信めぐり809億円
英フィナンシャル・タイムズ紙は18日、欧州委員会がアップルに対し初めて制裁金を科すと報じた。事情筋によると、音楽配信サービスで欧州連合(EU)の競争法に違反したとして5億ユーロ(約809億円)を科す方針としている。スポティファイの訴えを受け、欧州委は長期にわたり調査を続けていたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/1e677a7e-9494-4f5b-a724-9e58ef26b34f)
◇オープンAIの革命的「Sora」、桜舞う雪の東京を生成
米ニューヨーク・ポスト紙は16日、米新興企業オープンAIが簡単なテキストによる指示で動画を生成する革命的なソフトウェア「Sora(ソラ)」を開発したと報じた。3文のテキストを入力すると17秒の桜が舞う雪の東京の動画を生成したとしている。新しいソフトウェアを一般利用できるか、無償で使用できるかは現段階でわかっていないと伝えた。
(https://nypost.com/2024/02/16/business/openais-software-sora-generates-video-in-response-to-text-queries/)
◇ゴールドマンCEOの報酬24%増、過去4年で利益最低も
英フィナンシャル・タイムズ紙は16日、米金融大手ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者(CEO)の2023年の年間報酬が前年比24%増だったと報じた。利益は過去4年で最低水準にもかかわらず、基本給200万ドルとボーナス2900万ドルの計3100万ドル(約46億5000万円)に増えたとしている。ゴールドマン全体の報酬にかかる経費の上昇率はわずか2%だったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/7746830e-5cd9-4587-aa93-682745915be4)
◇米国の財政、利払い費が年内に国防費上回る見通し
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は16日、米国債利回り上昇を背景に米連邦政府の利払い負担が大幅に増加、予算を圧迫していると報じた。議会予算局の試算によると、今後10年で政府の利払い費は1.1兆ドル(約165兆円)追加される見通しとしている。利払い費は年内に国防費を上回り、ソーシャルセキュリティー(社会保障費)とメディケア(高齢者医療保険費)に次ぐ予算全体の3番目の大きさになる方向と伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/the-u-s-government-will-soon-spend-more-on-interest-payments-than-defense-ee6fbeec?mod=hp_lead_pos3)
◇ナイキ、従業員1500人超を削減へ
米CNBCは16日、スポーツ用品大手のナイキが従業員全体の2%に相当する1500人超を削減すると報じた。個人消費支出の減速を背景にしたリストラの一環で、今後3年で20億ドル(約3000億円)の経費を減らす計画としている。
(https://www.cnbc.com/2024/02/16/nike-to-lay-off-2percent-of-employees-cutting-more-than-1500-jobs.html)
◇コインベース株急伸、2年ぶり四半期黒字で
米CNBCは16日、暗号資産(仮想通貨)交換所の米最大手コインベース・グローバルの株価が急伸したと報じた。ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の承認とマクロ経済環境の改善を背景に、四半期決算は2年ぶり黒字を計上したとしている。
(https://www.cnbc.com/2024/02/16/coinbase-coin-share-surge-13percent-after-earnings.html)