【NQNニューヨーク=戸部実華】人工知能(AI)の追い風が続く画像処理半導体のエヌビディアは市場の過剰とも言える期待をまたも裏切らなかった。21日に発表した2023年11月~24年1月期決算は市場予想を大幅に上回る増収増益だった。期待値から上振れする余地は限られると警戒していた投資家の安堵感を誘い、時間外取引では株価は大幅高となる場面があった。
「加速コンピューティングと生成AIは転換期を迎えた。需要は世界中で急増している」。ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は決算資料でAI市場の現状をこうコメントした。11~1月期もAIブームの押し上げ効果を受け、売上高は前年同期比3.7倍の...
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