【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で主要通貨の変動率が低位で安定している。欧米などで金融引き締めが転機を迎えるとみられる一方、日本では継続的な利上げは実施されないとの観測が強まり、どの通貨も上値を試す材料に乏しいためだ。為替の変動率低下は投機筋による株式など他のリスク資産の物色を促す。それが円を元手にした高金利通貨での運用(キャリー取引)を刺激し、「リスクオン(選好)」の循環をもたらしている。
将来の為替レートを予測する通貨オプション市場で1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリティー、IV)をみると、26日11時時点で「ドル・円」が年7%台後半だった。「...

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