QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/02/27)
・サマリー
企業価値研究所は、24/3期予想営業利益を4050億円→4450億円(前期比28%減)に引き上げた。中国向けの販売増を受け、新たな会社計画と同額とした。前回は中国向けの販売増が一過性のものとみていたが、今回は継続するとみて来期以降の予想も引き上げた。来期はDRAMだけでなくロジック、3D-NAND向けも回復し、増収・増益に転じるとみている。26/3期にかけて比較的高い営業増益率が続くという見方に変わりはない。来期の売上高については、半導体前工程製造装置(WFE)市場の成長を上回る伸びを想定している。
・アナリストの投資判断 ~半導体関連株は値上がりしてきたが、同社は値上がり余地があるとみる
当研究所では当面の株価について、株式相場全体の値動きをやや上回るとみている。同社を含め半導体関連株は今年に入って値上がりしてきたが、同社においては25/3期の売上高がWFE市場の成長を上回る伸びとなる公算が大きい。このため値上がりの余地があるとみている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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