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ソニーグループ(6758) 来期以降のG&NSの営業利益を減額するが、連結全体で増益に向かう見方は不変

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/03/04)

・サマリー
 企業価値研究所は24/3期通期の連結営業利益予想を1兆1850億円→1兆2000億円(前期比8%減)に上方修正した。ただ会社側はゲーム&ネットワークサービス(G&NS)において、来期の「PS5」の販売台数が緩やかに減少し、自社制作ソフトウェアで既存大型タイトルの新作リリースがないとしたことから来期以降の予想を減額した。ただ、来期以降の連結営業利益が増益に向かうという見方を変えていない。

・アナリストの投資判断 ~概ね株式相場全体に準じた値動きを想定。今後のG&NSの取り組みを注視したい
 当研究所では今後の株価について、3Q決算発表後に値下がりしているが、概ね株式相場全体に準じた値動きを見込んでいる。足元の下落はG&NSの会社側の来期見通しによるものと考えられるが、ほぼ織り込んだ模様。会社側は同セグメントについてオポチュニティはあるとし、利益拡大にトライしていくとしている。今後、具体的な戦略が示されることで見直されていくものとみている。今後のG&NSの取り組みを注視したい。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス、精密機器、総合重機セクター担当


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 電気・精密機器、機械専門部会 評価実施アナリスト


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