QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/03/04)
・サマリー
企業価値研究所は24/3期通期の連結営業利益予想を1兆1850億円→1兆2000億円(前期比8%減)に上方修正した。ただ会社側はゲーム&ネットワークサービス(G&NS)において、来期の「PS5」の販売台数が緩やかに減少し、自社制作ソフトウェアで既存大型タイトルの新作リリースがないとしたことから来期以降の予想を減額した。ただ、来期以降の連結営業利益が増益に向かうという見方を変えていない。
・アナリストの投資判断 ~概ね株式相場全体に準じた値動きを想定。今後のG&NSの取り組みを注視したい
当研究所では今後の株価について、3Q決算発表後に値下がりしているが、概ね株式相場全体に準じた値動きを見込んでいる。足元の下落はG&NSの会社側の来期見通しによるものと考えられるが、ほぼ織り込んだ模様。会社側は同セグメントについてオポチュニティはあるとし、利益拡大にトライしていくとしている。今後、具体的な戦略が示されることで見直されていくものとみている。今後のG&NSの取り組みを注視したい。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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