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マツダ(7261) 今期は営業利益で過去最高更新へ。来期も新型車の導入により業績続伸を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/03/05)

・サマリー
 24/3期の連結営業利益見通しに関して企業価値研究所では、会社計画を上回る従来の2700億円(前期比90%増)の予想を据え置く。ラージ商品「CX−90」の投入と、「CX−50」の2直(昼勤務、夜勤務の2交代制)化により、今期に営業利益で過去最高を更新する見通し。25/3期以降は、為替レートの前提を1ドル=145円→140円と円高方向に見直し、営業利益予想を減額する。ただ米国販売の拡販による業績続伸予想に変更はない。ラージ商品の新型「CX−70」を今春に投入予定のほか、「CX−50」のHEV(ハイブリッド車)の追加設定が寄与しよう。

・アナリストの投資判断 ~PERで依然割安感強い。新型車導入効果による株価の持ち直しを引き続き予想
 直近の株価に基づく翌25/3期の当研究所予想PERは5倍。過去60カ月(大幅に業績が悪化した20/3期と21/3期を除く)平均のPER9倍との比較では、依然割安感が強い。今後の株価は、為替動向に注意を要するが、新型車導入による利益拡大に沿い、株価も持ち直すとの見方を変えない。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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