QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/03/11)
・サマリー
同社は24/12期から国際財務報告基準(以下IFRS)を任意適用する。企業価値研究所は、24/12期の連結営業利益予想を、2600億円→2700億円に増額。IFRSへの変更に加え、大型船外機の新製品投入効果を織り込んだ。二輪車のプレミアムモデルの拡販効果を強めにみて、会社計画を上回る予想とした。4期連続で過去最高を更新する見通し。同社はポートフォリオ経営を実践中だが、成長事業と位置付けたロボティクスとSPV(電動アシスト自転車など)は、当初見込んだ成長率に届かない見込み。次期中期経営計画では、期待利益成長率の改善に向け、実効性ある施策の発表に期待したい。
・アナリストの投資判断 ~PERでやや割安感。配当利回りも高い。利益拡大背景に緩やかな株価上伸を予想
直近の株価に基づく24/12期の当研究所予想PERは7倍。同社の過去60カ月の平均PER8倍との比較では、やや割安感がある。配当利回りも3%超と高い。今期以降も営業利益の拡大局面が続くと予想、株価は緩やかに上値を追う展開を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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