【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ハイテクのスタートアップ、新規採用の株式報酬大幅減
英フィナンシャル・タイムズ紙は12日、創業間もないテクノロジー企業が新規採用者の株式報酬を減らしたと報じた。米サンフラシスコ拠点のカルタの米4万3000社を対象にした調査によると、賃金はほとんど変わってないが、株式報酬は18カ月前と比べ37%減少したとしている。金利上昇で投資家がリスクの高い投資を控え、幅広いスタートアップの企業価値は下がったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/cc125457-5f2d-457e-8f6b-0bc3d686daf5)
◇ボーイング問題、航空各社の業績見通しを圧迫
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、ボーイングの安全性をめぐる問題が航空各社の頭痛の種になったと報じた。サウスウエスト航空は納入の遅れを理由に便数を減らし業績見通しを再評価、ユナイテッド航空はパイロット採用を一時停止、アラスカ航空は通期計画の不透明化を表明したとしている。
(https://www.wsj.com/business/airlines/southwest-airlines-is-reevaluating-2024-guidance-due-to-boeing-challenges-c0d27c62?mod=hp_lead_pos1)
◇ECB、「ユーロタワー」離れる計画
英フィナンシャル・タイムズ紙は12日、欧州中央銀行(ECB)が25年前の単一通貨導入のシンボル的存在、40階建ての「ユーロタワー」を離れる計画だと報じた。ECBスタッフは2014年以降の本拠地であるフランクフルト東部のツインビルに引っ越しを開始、来年中に移動を終えるとしている。エネルギー消費と経費を削減するためとECBは説明したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/75f25602-d1ad-455f-9c48-b642095b9f3f)
◇欧州で新たなテロの脅威、ガザ紛争きっかけに
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、欧州で新たな過激派によるテロの脅威が高まり、当局が警備を強化していると報じた。オーストリアとボスニアで武器と弾薬を所持したアフガニスタンとシリアの難民を装ったグループを拘束、ドイツでは教会攻撃を計画したタジキスタン国籍の容疑者を逮捕したとしている。ガザにおけるイスラエルとハマスの紛争をきっかけにユダヤ人とイスラエル人が標的になっていると伝えた。
(https://www.wsj.com/world/europe/a-new-terror-threat-is-emerging-in-europe-linked-to-iran-gaza-war-fb297119?mod=hp_lead_pos2)
◇シェイクシャック創業者、インドアゴルフに投資
米CNBCは12日、米ハンバーガー・チェーンのシェイクシャックの創業者ダニー・マイヤー氏が率いる投資会社がインドアゴルフ企業ファイブ・アイアン・ゴルフに2000万ドル(約29億6000万円)を投資すると報じた。ファイブ・アイアン・ゴルフはニューヨークのグランド・セントラル駅の旗艦店を含む24カ所でゴルフ練習場と飲食施設を展開しているとしている。プレイヤーがゴルフ場よりインドアゴルフを好む傾向が強まっていると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/03/12/shake-shack-founder-danny-meyer-invests-in-indoor-golf-and-entertainment-company.html)
◇中国スマホ大手シャオミ、EVを28日発売へ
米CNBCは12日、中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)が電気自動車(EV)を28日に発売すると報じた。SU7と呼ばれるモデルで、中国29都市の59店舗で注文を受け付けるとしている。同社首脳は先月、高級EVを希望する層を狙うと話していたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/03/12/xiaomi-is-set-to-launch-its-su7-electric-car-on-march-28.html)