【日経QUICKニュース(NQN)】18日夕の米株式市場の時間外取引で、音声人工知能(AI)プラットフォームを手掛けるサウンドハウンドAI(SOUN)が大幅に上昇した。通常取引を前週末比7.51%安の8.24ドルで終えた後、時間外で一時8ドル台後半まで買われて終値を約8%上回った。同日夕に半導体大手エヌビディアの自動運転システムに採用される車載音声アシスタントを発表し、収益につながるとみた買いが入った。
エヌビディアが18日開いた開発者会議(GTC)にあわせて発表した。同社の自動運転プラットフォーム「NVIDIA DRIVE(エヌビディア・ドライブ)」では、サウンドハウンドの対話型生成AIの応答がネットワーク接続がなくてもリアルタイムで可能になる。サウンドハウンドのAIは自然音声を利用して、安全性や車両整備などの必要な情報をマニュアルを基にドライバーに伝える機能も搭載する。
エヌビディアは自動車向け音声認識技術のセレンスとのパートナーシップも発表し、18日の時間外取引でセレンス(CRNC)株も上昇した。