【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米ハーバード大、中東めぐる緊張で出願数5%減
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、米ハーバード大学の新年度の出願数が前年と比べ3000件、率にして5%減少したと報じた。イスラエル・ハマス紛争をめぐり学長が辞任するなど緊張が高まったことが影響したとみられるとしている。他のアイビーリーグ校の出願数は記録的水準に増えたと伝えた。
(https://www.wsj.com/us-news/education/harvard-university-applications-fell-by-5-52c1d452?mod=hp_lead_pos11)
◇米政府系ラジオ局、国家安全条例で香港撤退
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は29日、米政府が出資したニュース専門局「ラジオ自由アジア」が香港拠点を閉鎖したと報じた。新たに施行された国家安全条例が香港のメディアに打撃となる初期の兆候だとしている。新法は安全保障上の脅威と判断される外国勢力に厳しい罰則を科すと伝えた。
(https://www.wsj.com/world/china/u-s-funded-radio-free-asia-closes-hong-kong-office-in-wake-of-new-security-law-c551514c?mod=hp_lista_pos1)
◇聖書から香水まで、何でも売るトランプ前大統領
米CNBCは29日、バイデン氏と争う米大統領選に向けトランプ前大統領が資金調達のため聖書、スニーカー、香水まで幅広いトランプ・ブランド商品を販売していると報じた。前例のない選挙活動と専門家が指摘したとしている。資金集めでバイデン氏に劣るトランプ氏は、2020年選挙で投じなかった自己資金を使うかもしれないと話していたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/03/29/trump-sellig-bibles-sneakers-perfume-on-campaign-trail-unprecedented-experts-say.html)
◇貨物船が巨大化、ボルティモアの橋建設以降に
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は31日、崩落したメリーランド州ボルティモアの橋が1977年に建設されて以降に貨物船は巨大化したと報じた。1977年当時のコンテナ積載数は1隻あたり最大2000~3000個だったが、橋に衝突した貨物船は4700個のコンテナを積んでいたとしている。コストや排ガスを減らすため、主要なルートを航行する貨物船は「スーパーサイズ」になったと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/logistics/ships-have-become-supersized-since-baltimore-bridge-was-built-4ccf7d84?mod=hp_lead_pos8)
◇イタリアの出生数、1861年以降で最低水準
英フィナンシャル・タイムズ紙は29日、メローニ首相が高齢化の反転を模索するなか、イタリアの出生数が過去最低を更新したと報じた。イタリア国家統計局によると、2023年の出生数は前年比3.6%減の37万9000人、1861年のイタリア統一以降で最低水準としている。イタリアの80歳以上の高齢者は450万人を超え、10歳未満の440万人を上回っていると伝えた。
(https://www.ft.com/content/ad9c108f-32a6-4cb1-8394-fbad78864f4c)