【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ドル相場、週間ベースは2022年以来の上昇率
英フィナンシャル・タイムズ紙は13日、ドルの週間上昇率が2022年9月以来の高水準だったと報じた。米インフレが世界の市場に影響、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げの期待は後退し、主要6通貨バスケットに対するドル相場は1週間で1.7%上昇したとしている。12日の取引でユーロとポンドは対ドルで昨年11月以来の低水準をつけ、円は34年ぶり安値に一時下落したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/85f87fa4-80b0-4a94-90bc-8f7e0a00c70a)
◇中国政府、国内通信からインテルやAMD排除へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、中国政府が国内通信システムから外国の半導体を排除する方針だと報じた。国内の大手通信会社に対し2027年までに外国製半導体を排除するよう指示、インテルやAMDの打撃になるとしている。米中テクノロジー戦争の最新の動きだと伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/china-telecom-intel-amd-chips-99ae99a9?mod=hp_lead_pos4)
◇JPモルガン、高い金利の悪影響が波及
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、米銀行最大手JPモルガン・チェースの第1四半期(1~3月)は前年同期比で6%増益だったが、高い金利が業績に悪影響を及ぼす見通しだと報じた。融資で得る利益から預金者への支払い分を差し引いた通期の金利収入は前年と同じ水準になる予想を示したとしている。預金者に対し高い利回りを提供しはじめたと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/banking/jpmorgan-chase-q1-earnings-jpm-stock-407a202f?mod=hp_lead_pos3)
◇ブラックロック、ビットコイン人気で運用資産1600兆円に
英フィナンシャル・タイムズ紙は12日、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックの運用資産を暗号資産(仮想通貨)ビットコインが押し上げたと報じた。ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の人気を背景に運用資産は10兆5000億ドル(約1600兆円)と過去最大になったとしている。第1四半期(1~3月)の純利益は前年同期比36%増えたが、資金流入は予想を下回ったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/52da6184-fab7-4ff4-b9d2-33e30db6ac4e)
◇欧州議会選のロシア介入めぐり捜査、ベルギー首相
ドイツのDWは12日、ベルギーのデクロー首相が6月に実施される欧州議会選のロシア介入をめぐり捜査していると明らかにしたと報じた。諜報当局が親ロシアの候補を支援するロシア人グループを発見したとしている。チェコの当局の警告を受け、ベルギーが調べていたと伝えた。
(https://www.dw.com/en/belgium-probes-russian-interference-in-eu-elections/a-68804538)
◇ビヨンセさん、ウエスタンブーツ売り上げ押し上げ
米CNBCは12日、米歌手ビヨンセさんがウエスタンブーツの売り上げを押し上げたと報じた。カントリーソングのアルバム「カウボーイ・カーター」を先月末に発売して以降、ウエスタンブーツの売上高が20%増加したとしている。トレンドに乗ってデニムなども売れていると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/04/12/beyonce-bounce-western-boot-sales-on-the-rise-since-cowboy-carter-launch-.html)