【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇テスラ人員10%超削減、販売低迷でマスク氏が社内メール
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は15日、テスラのマスク最高経営責任者(CEO)が世界で従業員を10%超削減すると社内メールで明らかにしたと報じた。2023年末時点のテスラの世界の従業員は14万人超としている。電気自動車(EV)の成長が減速するなか、今月初めに発表した四半期の販売台数は、2020年以降で初めて前年同期比で減少したと伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/tesla-layoffs-elon-musk-email-29388d4e?mod=hp_lead_pos1)
◇ゴールドマン28%増益、好調な投資銀行業とトレーディングで
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は15日、米金融大手ゴールドマン・サックスの第1四半期(1~3月)の利益は前年同期比28%増の41億3000万ドル(約6370億円)と好調だったと報じた。主力の投資銀行業とトレーディングが収益を押し上げたとしている。資産運用と富裕層部門も好調だったと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/banking/goldman-sachs-gs-q1-earnings-report-2024-932af5bd?mod=hp_lead_pos2)
◇アルミとニッケルが急伸、ロシア産の取引禁止で
英フィナンシャル・タイムズ紙は15日、アルミニウム価格が少なくとも1987年以降で最大の上昇率を記録、ニッケルの価格も大幅上昇したと報じた。ロンドン金属取引所(LME)とシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がロシア産非鉄金属の取り扱いを禁止したとしている。禁止対象になった銅も上昇、22カ月ぶりの高値をつけたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/e6e47a90-0b1f-41ac-9e70-f440e64d1463)
◇アップル出荷10%減、サムスンに首位明け渡す
英フィナンシャル・タイムズ紙は15日、アップルがスマートフォン世界出荷台数の首位の座を韓国サムスン電子に明け渡したと報じた。IDCによると、アップルの第1四半期(1~3月)のiPhone出荷台数は5010万台と前年同期比10%減、市場シェアは21%だったとしている。サムスンは6010万台出荷しシェアは23%、中国の小米(シャオミ)と伝音(トランシオン)が出荷台数を大きく伸ばしたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/2c13254b-9995-4408-b02b-6f07ce706b8e)
◇セールスフォース株大幅下落、インフォマティカ買収交渉めぐる報道で
米CNBCは15日、米セールスフォースの株価が大幅下落したと報じた。ソフトウエア会社インフォマティカ買収に向け交渉中と複数のメディアが報じたとしている。成立すればセールスフォースにとって2021年のスラック・テクノロジーズ以来の大型買収になる見通し。インフォマティカの株価も大幅に下げたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/04/15/salesforce-drops-after-reports-it-is-in-talks-to-acquire-informatica-.html)
◇トランプ・メディア株急落、新株発行計画で
米CNBCは15日、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価が急落したと報じた。証券取引委員会(SEC)に新たに2140万を超す普通株を既存投資家のワラント(新株予約権)行使の形で発行する意向を報告したとしている。トランプ前大統領の不倫口止め料の不正処理をめぐる裁判の公判初日に株価が急落したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/04/15/trump-media-shares-plunge-after-company-files-to-issue-additional-djt-stock.html)
◇口止め料裁判はトランプ氏に危険、記憶を蘇らせる
米ワシントン・ポスト紙は15日、公判が始まった不倫の口止め料を不正処理したとされる事件の裁判はトランプ前大統領にとって危険だと解説した。他の刑事裁判と比べ重要視されていないが、有権者が忘れていたトランプ氏に関する記憶を蘇らせるとしている。トランプ氏の選挙戦に悪影響となる可能性があると伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/politics/2024/04/15/danger-trump-hush-money-case-refreshing-peoples-memories/)
◇米MLB、大谷選手に面談し不正関与ないと断定へ
米NBCは14日、米大リーグ、ドジャースの水原一平元通訳が連邦当局に銀行詐欺の罪で刑事訴追されたことを受け、大リーグ機構(MLB)は大谷翔平の不正関与はなかったと断定する見通しと伝えた。連邦当局の捜査が完了次第、MLBは大谷との短い面談を実施し、大谷の調査を終了する方向だとしている。
(https://www.nbcsports.com/nfl/profootballtalk/rumor-mill/news/report-mlb-is-expected-to-quickly-interview-and-clear-shohei-ohtani-after-federal-investigation-ends)