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信越化株、私設取引で急落 4~6月期営業益が市場予想下回る

記事公開日 2024/4/25 16:50 最終更新日 2024/4/25 19:18 株式マーケット 国内株式市場サマリー 企業決算・業績 決算 日本株 NQNセレクト

【日経QUICKニュース(NQN)】信越化(4063)株が25日夕の私設取引システム(PTS)で急落している。ジャパンネクスト証券が運営するPTSでは、15時31分に同日の東証終値(6308円)に比べ398円(6.30%)安い5910円を付ける場面があった。

25日の取引終了後、2024年4~6月期の連結営業利益が前年同期比14%減の1650億円になりそうだと発表した。市場予想の平均であるQUICKコンセンサスの1874億円(5社、17日時点)を下回り、売りが優勢となっている。

24年3月期(前期)の連結決算も発表したが、25年3月期(今期)の業績見通しについては現時点で予想を合理的に行うことは困難だとして開示しなかった。開示が可能になった時点で速やかに開示するという。

■信越化の前期、純利益27%減 塩化ビニール樹脂の市況悪化 三益半導株をTOBで完全子会社に

信越化学工業(4063)が25日発表した2024年3月期(前期)の連結決算は、純利益が前の期比27%減の5201億円だった。市場予想平均のQUICKコンセンサス5450億円(17社、19日時点)を下回った。主力の生活環境基盤材料事業において塩化ビニール樹脂の市況が中国メーカーによる輸出攻勢が続いたことで悪化した影響が出た。

売上高は14%減の2兆4149億円、営業利益は30%減の7010億円だった。電子材料事業は半導体市場での調整局面が続き、機能材料事業も汎用製品群が中国経済の不振を受けた在庫調整や市況軟化で伸び悩んだ。25年3月期(今期)の業績見通しについては、現時点で予想を合理的に行うことは困難だとして開示しなかった。開示が可能になった時点で速やかに開示するという。

シリコンウエハー加工を手掛ける三益半導体工業(8155)に対し、TOB(株式公開買い付け)を実施することも発表した。同日終値(2732円)を968円(35.43%)上回る3700円で買い付ける。全株式を取得し、完全子会社化する。人材の相互活用や品ぞろえの拡充などにつなげたい考えだ。買い付けは7月をめどに開始する。

信越化は子会社とあわせて三益半導株を43.87%保有し、持ち分法適用会社としている。東証は25日、三益半導株を監理銘柄(確認中)に指定すると発表した。


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