【日経QUICKニュース(NQN)】スマホ向け広告のGMOテック(6026)が買い気配となっている。気配値を制限値幅の上限(ストップ高水準)である前日比1000円(17.54%)高の6700円に切り上げ、現時点で売買は成立していない。8日、2024年12月期(今期)の連結業績予想を修正し、純利益は前期比58%増の6億4000万円になるとの見通しを示した。従来予想(23%増の5億円)から上方修正した。年間配当予想は1株あたり64円62銭引き上げて293円06円(前期実績は184円48銭)とし、業績と配当配当の上方修正を好感した買いが膨らんでいる。
売上高は15%増の72億円(従来予想は9%増の68億円)に上方修正した。集客支援事業のうちアフィリエイト広告サービスでは粗利率の高い直販案件が伸びているほか、賃貸デジタルトランスフォーメーション(DX)サービスを手掛ける不動産テック事業も伸びる。市場からは「好材料に個人投資家が飛びついたようだが、普段は売買が少ない銘柄とあって上昇の継続性は慎重にみる必要もありそうだ」(ネット証券の投資情報担当者)との見方があった。