【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇シティだけじゃない、誤入力は1日あたり5500億円規模
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は24日、シティグループがトレーダーのファットフィンガー(誤入力)で市場を混乱させたとして英当局に7800万ドル(約122億円)の罰金を科せられたが、タイプミスなどを経験した投資家は少なくないと報じた。ラトガース大学の教授によると、米株市場の誤入力による取引は全体の1%未満ながら1日あたり35億ドル(約5500億円)に相当するとしている。ニューヨーク証券取引所とナスダックで取引される株式のティッカーシンボルの半分以上に類似する銘柄があると伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/stocks/citi-isnt-the-only-one-with-a-fat-finger-problem-17cfce23?mod=hp_lead_pos10)
◇エヌビディアCEOの個人資産、5年で30倍に
米CNBCは24日、米半導体大手エヌビディアのファン最高経営責任者(CEO)の個人資産が5年で30億ドル(約4710億円)から900億ドル(約14兆1300億円)に増えたと報じた。ファン氏が8676万株保有しているエヌビディア株は5年で約28倍になったとしている。ファン氏は世界富豪ランキング上位20位に入ったと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/05/24/nvidia-ceo-jensen-huangs-net-worth-swells-by-87-billion-in-5-years.html)
◇仮想通貨ドージコインのモデル柴犬、日本から訃報
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は24日、暗号資産(仮想通貨)ドージコインのロゴのモデルなった柴犬「かぼす」が日本で18歳で死んだと報じた。猫3匹と暮らした「かぼす」は昼寝好きだったとしている。ドージコインは米実業家イーロン・マスク氏のSNS(交流サイト)投稿が寄与し価格が急騰、注目を集めたと伝えた。
(https://www.wsj.com/finance/kabosu-the-beloved-face-of-dogecoin-has-died-heres-her-surprising-backstory-10bde006?mod=newsviewer_click)
◇アルゼンチンペソが闇市場で急落、ミレイ大統領に警告か
英フィナンシャル・タイムズ紙は24日、安定していたアルゼンチンペソがブラックマーケット(闇市場)で急落、ミレイ大統領による通貨管理の撤廃計画に警告を発した可能性があると報じた。ペソの対ドル相場は前週に15%超下落、ミレイ大統領が昨年12月に就任して以降で最大の下げだったとしている。アナリストは、中央銀行がわずか1カ月で政策金利を70%から40%に引き下げた影響が大きいと話していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/401a85e5-e144-496d-b329-ab9d2eabaecd)
◇今永昇太は歴史的、速球はMLBベスト
米ワシントン・ポスト紙は24日、シカゴ・カブスの今永昇太が大リーグの歴史を変えつつあると報じた。速球は大リーグ(MLB)でベストだが、同時に球の速さはピッチャーで最も遅い投手の1人だとしている。防御率(ERA)は0.84で、リーグ平均との差が今永より大きい投手は、大リーグ史上で1947年のブルワーと1944年のキーズの2人しかいないと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/sports/2024/05/23/shota-imanaga-fastball/?itid=hp-more-top-stories_p005_f006)