【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米当局がAIめぐり反トラスト調査へ、エヌビディアなど対象
米CNBCは6日、米連邦取引委員会(FTC)と司法省がAI(人工知能)業界で反トラスト法(独占禁止法)違反がないか調査する方向だと報じた。調査対象を分担、FTCはマイクロソフトとオープンAIの調査を主導、司法省はエヌビディアに焦点をあてるとしている。オープンAIの従業員と元従業員が、AI業界に対する懸念を表明する書簡を公表していたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/06/06/us-regulators-to-open-antitrust-probes-into-nvidia-microsoft-and-openai.html)
◇新興EVのリヴィアン、エヌビディア半導体搭載しモデルチェンジ
米CNBCは6日、米新興電気自動車(EV)企業リヴィアン・オートモーティブが、R1ピックアップとSUVをモデルチェンジしデザインを刷新、エヌビディアの半導体を搭載したと報じた。部品の半分以上を変更、性能とコンピューター能力が向上したとしている。R1Tの価格は据え置かれるが、最上級モデルは10万ドル(約1560万円)を超えると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/06/06/rivian-r1-pickup-suv-redesigned.html)
◇「グリードフレーション」、バイデン氏が大企業批判へ
米ニューヨーク・タイムズ紙は6日、バイデン米大統領が、高いインフレは大企業の強欲が原因とする主張を強めると報じた。「グリードフレーション」と呼ぶ大企業責任論を民主党の一部の上院議員が主張、バイデン氏はインフレの責任は自身ではなく企業の強欲にあると訴えていくとしている。
(https://www.nytimes.com/2024/06/06/us/politics/biden-inflation-greedflation-economy.html)
◇仏LVMH、アルノー氏の29歳息子をファミリー持ち株会社のトップに
英フィナンシャル・タイムズ紙は6日、フランスの富豪ベルナール・アルノー氏が仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンを傘下に持つファミリー持ち株会社のトップに29歳の息子フレデリック氏を指名したと報じた。75歳のアルノー氏は5人の子供がいるが、フレデリック氏が後継者になる可能性があるとしている。アルノー・ファミリーはLVMHの資本の48%、議決権の64%を保有していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/21bdde5f-bb00-4305-9707-5d2d3e411fcf)
◇ウォルマートの本拠地、経済ブームで価格上昇
米CNBCは6日、米小売り大手ウォルマートの本拠地であるアーカンソー州ベントビルが経済ブームに沸いており、価格は上昇したと報じた。オフィス、ホテル、フードホール、ウオーキングとサイクリング道路を兼ね備えた350エーカーの本社施設が建設中としている。不動産業者によると、100万ドル(約1億5600万円)を超える住宅は10年前に14軒しかなかったが、2023年は244軒に増えたと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/06/06/walmart-hometown-bentonville-arkansas-gets-more-expensive.html)
◇米セレブリティ・クルーズ、ノロウイルスに集団感染
米USAトゥデイ紙は6日、セレブリティ・クルーズの「サミット」号でノロウイルスの集団感染が発生したと報じた。乗客2264人中68人と乗員5人の体調が悪化したとしている。クルーズ船は現在アラスカ海域を航行中、患者は下船したとしている。1月にもセレブリティ・クルーズが運営するクルーズ船で100人近くがノロウイルスに感染したと伝えた。
(https://www.usatoday.com/story/travel/cruises/2024/06/06/celebrity-cruises-summit-norovirus-outbreak/73993592007/)