【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇マスク氏、スペースXの複数女性従業員と性的関係
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、米宇宙開発企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が元インターンを含め複数の女性従業員に性的関係を迫ったと報じた。20歳下の元インターンをイタリアの保養地に招き、ロサンゼルスの豪邸に何度も誘ったとしている。別の女性には馬の購入を提案し性的関係を迫り、子供をつくるよう求められた女性もいたと伝えた。
(https://www.wsj.com/business/elon-musk-spacex-employee-relationships-8bca2806?mod=hp_lead_pos7)
◇アップルの時価総額、一時マイクロソフト抜き米企業最大に
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、アップルの時価総額がマイクロソフトを一時抜き米企業最大になったと報じた。アップルの株価は前日の急伸に続き大幅上昇し、上場来高値を更新したとしている。
(https://www.wsj.com/livecoverage/fed-meeting-fomc-interest-rate-decision-cpi-inflation-june-2024/card/apple-overtakes-microsoft-as-most-valuable-u-s-company-UyhqB7MKWc5LFbLiQMah)
◇ドルとユーロの取引停止、米制裁でモスクワ取引所
ロイター通信は12日、ロシア最大の取引所であるモスクワ取引所が、米国の新たな制裁を受けドルとユーロの取引を停止したと報じた。ロシアは休日だが、取引所と中央銀行が声明を発表したとしている。
(https://www.reuters.com/markets/europe/moscow-exchange-stop-trading-dollars-after-latest-us-sanctions-2024-06-12/)
◇ユーロにロシアリスク、外貨準備のユーロ比率低下
英フィナンシャル・タイムズ紙は12日、世界の外貨準備に占めるユーロの比率が20%と、3年ぶり低水準に下がったと報じた。欧州中央銀行(ECB)によると、スイスと日本の自国通貨防衛措置で保有するユーロの一部を売却、ドルや円の外貨準備には影響しなかったとしている。主要7カ国(G7)が差し押さえたロシア資産をウクライナ支援に使う可能性を議論しており、外貨準備の40%をユーロが占めるロシアとの緊張がユーロに影響する恐れがあるとECBが警告したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/7e7bcb76-2d4b-41b1-8cea-73bebf74724b)
◇フランス国債利回り急上昇、日本の投資家が売り
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、欧州議会選の結果を受け欧州の株式と国債が売られたが、特にOATと呼ばれるフランス国債に大きく影響し利回りは急上昇したと報じた。マクロン大統領が解散選挙を決め、フランスの政治と経済見通しの不透明感が高まったとしている。OATを大量保有している日本の投資家が国内の金利上昇を背景に保有高を減らし、ヘッジファンドは欧州経済の不安定化を見込んだ取引に動いたと伝えた。
(https://www.wsj.com/world/europe/french-government-bonds-face-trouble-as-elections-loom-aef03ead)
◇中国EVの関税最大48%に、EUが追加関税へ
英フィナンシャル・タイムズ紙は12日、欧州連合(EU)が中国から輸入する電気自動車(EV)に最大50%近い関税を課すと報じた。貿易摩擦が深刻化するとドイツが警告したが、欧州委員会は現在10%の関税に17~38%を来月から上乗せするとメーカーに通知したとしている。世界最大のEVメーカー比亜迪(BYD)や吉利汽車は17~20%の追加関税が課せられると伝えた。
(https://www.ft.com/content/0545ed62-c4b9-4e8a-80fa-c9f808e18385)
◇フェデックス、欧州で2000人削減へ
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、米運輸大手フェデックスが欧州で最大2000人を削減すると報じた。全社的な経費削減の一環で、欧州の事務管理部門と商業部門の1700~2000人が対象になるとしている。
(https://www.wsj.com/business/logistics/fedex-to-lay-off-up-to-2-000-employees-in-europe-amid-cost-cutting-efforts-8c4b5900)