【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇アンソロピックが生成AI新モデル、オープンAIに対抗
米CNBCは20日、オープンAIと競合するアンソロピックが生成AIモデル「クロード3.5ソネット」を発表したと報じた。オープンAIのChatGPTやグーグルのGeminiのようなチャットボットで、過去最強のモデルだとしている。オープンAIの元幹部が創業したアンソロピックは、グーグル、セールスフォース、アマゾンなどの支援を受けていると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/06/20/anthropic-claude-3point5-sonnet-ai-announced.html)
◇アップルのAI推し、中国戦略欠ける
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は20日、アップルのAI(人工知能)戦略に中国が欠けていると報じた。今月のイベントで米国人はiPhoneでAIを利用できると発表したが、iPhoneの第2の市場である中国の言及はなかったとしている。オープンAIのチャットGPTをはじめ西側のAIモデルは中国で利用できず、アップルは中国国内のパートナーを探す必要があると伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/ai/for-apples-ai-push-china-is-a-missing-piece-7d2b0ec6?mod=hp_lead_pos6)
◇先進国の出生率半分に、OECD調査
英フィナンシャル・タイムズ紙は20日、先進国の出生率が1960年以降に半分以下の水準に低下、過去最低を記録したと報じた。38カ国を対象にした経済協力開発機構(OECD)の調査によると、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す特殊出生率は3.3から1.5に下がり、社会の変化に直面することになるとしている。移民なしで人口を維持できる水準の2.1を大幅に下回り、南欧と日本は約1.2を記録、韓国は約0.7で最低だったと伝えた。
(https://www.ft.com/content/f0d2a5a7-e5ef-4044-8380-ff690b609a5a)
◇トランプ・メディア株売り加速、時価総額3180億円消失
米CNBCは20日、トランプ前大統領のSNS(交流サイト)「トゥルース・ソーシャル」を傘下に持つトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)株への売りが加速したと報じた。ニューヨーク州の裁判所で陪審員が有罪評決を下して以降に下落、今月に入りトランプ氏が保有する株式の時価総額は20億ドル(約3180億円)以上縮小したとしている。
(https://www.cnbc.com/2024/06/20/djt-trump-media-stock-price-today.html)
◇オカドの株価急落、カナダ自動物流拠点の計画停止
英フィナンシャル・タイムズ紙は20日、英ネットスーパーのオカド・グループの株価が急落したと報じた。カナダのスーパー、ソビーズ向けの新たな自動物流センター計画を停止したとしている。オカドは伝統的なスーパーにソフトウェアとロボットを提供しているが、米クローガーの3拠点も閉鎖されたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/f6c90936-c213-4e64-a441-a54f8b8a402b)